ゆいブログ
りょうちゃん、またね。
りょうちゃんが
あの、愛すべき大切な家族、りょうちゃんが…
とうとう…
1月15日の午前0時30分に永眠致しました。
当院へ来てから、約7年間、来院時が推定10〜12歳だったので
約17〜19歳という大往生でした。
前庭疾患と甲状腺機能低下症、慢性腎不全を発症してから、約2年間
考え得る限りの、あらゆる治療を行って、ここまで頑張ってくれました。
皮下点滴を1日2回
腎臓病流動食の強制給餌を1日数回
腎不全と痴呆症のサプリメントを数種類
血圧降下剤を数種類
胃腸薬を数種類
甲状腺ホルモン製剤
角膜潰瘍の点眼
鼻炎の点鼻
陰部周りの毛刈り洗浄を週に数回
そして、全く自分では食べれなくなってしまった、ここ2か月間は
2日に1回、鼻から管を入れて流動食を直接胃へと流し込んでいました。
更には、完全に痴呆が入ってしまい
糞尿にまみれてしまう事が多かったので
この数か月間は、夜中と早朝に見回りをして
なるべく汚れない様に、とても気を使っていました。
これだけの事を、診療もしながらスタッフ一丸となって
どんなに忙しくても決して怠る事なく、2年間、毎日継続しました。
当初は色々と大変でしたが、段々と習慣になっていき
それが当たり前の生活になっていました。
スタッフも自分も、りょうちゃんに対する愛情は惜しみないので
その労力は全く苦ではありませんでした。
むしろ、看護を通じて、スタッフやりょうちゃんと
更に絆が強くなったので嬉しかったです。
ワンちゃんネコちゃんを飼う、その子達の一生を一緒に添い遂げるって
本当に大変な事だと思います。
特に、人間同様、年老いてから、どれだけ愛情を持って看護出来るか
その大切さを、りょうちゃんに色々と教えて貰いました。
りょうちゃんには本当に感謝しかありません。
この7年間、誰よりも、家族よりも自分の側に居てくれました。
日々の診療で辛い事、苦しい事、嫌な事があっても
父親が亡くなって途方に暮れていた時も
りょうちゃんが、いつも自分の心に安らぎをくれていました。
いつも天真爛漫で愛嬌のある、その性格にどれだけ救われた事か…。
ありがとうね、りょうちゃん。
でも、決して、さよならは言いません。
そのうち、そっちに行った時に、必ず見つけるから
また一緒に散歩に行こうね。
先に、うちの父親に散歩連れて行ってもらっといてね。
ちょっと待っててね。
またね。
本日、スタッフ皆で、一宮どうぶつ霊園さんで
火葬と葬儀を済ませてきたのですが
とても丁寧に手厚くして頂いたので、少し心が落ち着きました。
感謝です。
そして、多大なる協力をしてくれたスタッフ。
歴代のスタッフ含め
皆、りょうちゃんを自分の家族と思って愛情を注いでくれました。
本当に心優しい、素晴らしいスタッフに恵まれました。
皆がいたから、りょうちゃんはここまで大往生出来ました。
感謝です。
天国から、皆を見守っててね、りょうちゃん!!!