ゆいブログ
しんきんしょう
本日は久々の癌学会で、丸一日、東京に勉強しに行ってきました
…先日、半年間闘病した患者様が亡くなりました
猫ちゃんで、重度の心筋症を持病で抱えていました
猫ちゃんの心筋症には色々な種類がありますが
「拡張型心筋症」というかなり稀な種類でした
ある報告では、この病気は診断されてからの寿命が、2週間持たないとも言われているのですが
約半年間!も元気に過ごしてくれました
その間、何度か胸や肺に水が貯まって、危険な状態になる事がありましたが、その度に驚く程の回復をしてくれました
何故ここまで長生き出来たかというと
飼い主様が、非常に熱心で、きちんと定期的(最低でも月に一回)に来院して頂いていたので
いつも具合が悪くなって直ぐに、治療が出来たからです
また、心臓薬も、一昔前よりも、色々な種類を使う事が出来る様になったのですが
猫ちゃんに薬を飲ませるのは大変難しいです
ですが、この飼い主様は4~5種類もの薬を、しっかりと毎日飲ませ続けてくれました
心臓病はかなり進行してから、症状が現れてくる事が多く
特に猫ちゃんは具合が悪い事を隠します
当院では数多くの心臓病の患者様がいらっしゃいますが
時折、調子が良いからと定期検診を忘れがちになる事があります
改めて、持病を抱えている患者様の定期的な検診の重要性を感じました
やはり、「病気は悪くなる前に治す」です
当院はこれからも、わんにゃんドック等の予防医療力を入れていきます!