ゆいブログ

きゅうきゅう

この三日間は、救急の処置・手術が連日続きました
初日は
頚がバンバンに腫れ上がった、チワワさんでした
40度の高熱で、フラフラで急遽、来院されたんですが
各種検査から、頚に膿が大量に溜まっている事が分かりました
こういうケ-ス、猫だと喧嘩傷でよく遭遇しますが、室内犬ではかなり稀です
過去に中耳炎から、同様の症状のワンちゃんに遭遇した事はありましたが
今回は原因がよく分かりませんでした
原因が何であれ、膿が重度に溜まっている場合はやる事は決まっています
まず腫れた皮膚を切開し、溜まった膿を洗い流します
そして、また膿が溜まらない様に管(ドレーン)を切開した傷に設置します
もちろん、抗生剤や点滴も併用して治療します
そして二日目は
下顎の骨から皮膚がバッサリ裂けて、剥がれている猫ちゃんでした
外出する猫ちゃんで、帰宅したらそうなっていたとの事だったので
恐らく、交通事故か喧嘩による外傷が疑われました
勤務医時代、畑の草を刈っていたら、誤って、飛び込んで来た飼い犬の鼻先を、草刈りの鎌で真っ二つに裂いてしまったケ-スがあり
緊急で縫合して治療した経験がありますが
今回は骨から完全に皮膚が剥がれていました
骨と皮膚では縫合は困難なので
何とか骨に残っていた僅かな肉片に皮膚を縫い付けて無事手術を終えました
最終、三日目は
とても頻度の多い「子宮蓄膿症」のダックスさんでした
これまた二週間という経過の長い患者様だったので
半日点滴をしてから手術を行いました
と、これだけまとまって救急患者様が続いたのは久々でした(>_<)