ゆいブログ

しんじゅとだいがく

本日は予定を全てキャンセル。そして、休日返上して久々に、通い馴れた大学病院へ。当院の患者様がとても多きな手術を大学病院で受ける為です。長時間に及ぶ命に関わる事もある大手術です。めちゃめちゃ心配なのと「主治医として見届けたい!」という事で見学させて貰える様にお願いして更に、少し無理言って手術の日程も自分が駆け付けられる水曜日にして貰いました。
手術開始予定の11時頃に到着したんですが術前のCT・MRI検査を含めて午後4時過ぎ迄に及ぶ(トータル5時間越え!)ホントに大変な手術でした。手術はCアーム(透視レントゲン)や脊椎手術用の内視鏡更には3Dプリンターで骨模型も作成し様々な最新の機器を駆使して頭蓋骨の一部を削るといったかなりハードなモノでした。

患者様は「真珠腫」という稀な病気で耳の鼓膜の奥(中耳)に垢等の巨大な角化物の塊が出来てしまい耳の中が膿等でグッチャグチャになってしまうとっても厄介な病気です。鼓膜を越えた中耳炎は点耳薬や内服薬等の通常の外耳炎の治療では治りません。
時折、中々治らない外耳炎に遭遇しますがこういった病気が潜んでいる事があるんです。当院では、鼓膜迄は耳用の内視鏡で検査可能ですがこの病気の診断にはCT・MRI検査が必須です。

多くの飼い主様が「耳の病気が命に関わる」なんて想像はしていないと思いますが
鼓膜の奥には骨1枚挟んで脳ミソがあるんです。
真珠腫もそうですが中耳炎が更に進行するとその骨さえも破壊して脳ミソまで浸食されてしまい生命を脅かします。
自分が属している耳研究会でも毎回必ず言われている「耳の病気の末期は命に関わる」「耳の詳細な検査にはCT・MRIが必須」
この事を多くの飼い主様に知って頂きたいです( ̄□ ̄;)!!